夜中に目が覚めて、まず手が動くのが背中だった。
パジャマが肌にぴったり貼りついていて、指でつまむと生ぬるい。
暗い部屋で、そっと起き上がる。
そのまま脱いで、たたんであった替えを頭からかぶる。
時計は2時。
更年期の症状には波があって、いちばんひどかった時期は仕事を2回休むところまでいった。
いまは落ち着いてきたから、こうして復職して働けている。
ただ、7月の湿った夜が来ると、またあの汗で起きる夏が始まるのかなと身構えてしまうところはある。
だから、いま寝汗で夜中に着替えている人のしんどさは、終わった話じゃなくて地続きでわかる。
今日は、寝汗との付き合い方の中でも、いちばん手っ取り早く変えられたパジャマの選び方を、わたしに効いた順に書いておく。
パジャマを変えても眠りが浅いままなら、体の中から整えるほうも試してみて。わたしが試して良かった睡眠サプリはこっちにまとめてあるよ。

夜中に2回着替えてた夏の話をさせて

目が覚める原因は、暑さより「貼りつく感じ」だった
わたしの場合、夜中に起きるきっかけは暑さそのものより、濡れた布が肌に貼りつく感じだった。
首の後ろ、背中の真ん中、胸の下。
そこがぴたっと張りついた瞬間に、意識が浮いてくる。
エアコンをつけていても、汗を吸ったまま乾かない布が肌に残っていると、体が冷えて今度は寒くなる。
暑くて起きて、汗が冷えて寒くて起きる。
ひと晩に2回それをやると、朝はもう出勤前から疲れている。
汗そのものは止められなかったけれど、汗を吸ったあとの布の状態は、パジャマを替えるだけで変えられた。
枕元に替えを置くようになってから、少し楽になった
いちばん最初にやった対策は、選び方ですらなくて置き場所だった。
たたんだ替えのパジャマを、枕元のかごに1枚入れておく。
夜中に暗い部屋でタンスを開けて、引き出しをがさがさやる時間がなくなった。
あの数分がないだけで、そのあと寝つき直せる確率が上がった気がしている。
小さいことだけど、着替えを探しているうちに完全に目が覚めてしまう、というのがわたしにはいちばんの敵だった。
パジャマの生地で、ここまで違うんだと思った

いちばん楽だったのは、薄手の綿だった
この夏までに5枚くらい買い替えて、わたしがいちばん落ち着いたのは薄手の綿。
ガーゼとか、ふつうの天竺の生地。
理由は単純で、汗をよく吸って、吸ったあとも肌に張りつきにくかったから。
厚手のスウェット生地は、吸うことは吸うけれど、いつまでも湿って重くなる。
同じ綿でも、薄いか厚いかで夜中の不快さがまるで違った。
値段でいうと、量販店の2,000〜3,000円くらいのもので十分だった。
高いパジャマより、薄くて洗いやすい綿を何枚か持っているほうが、夏の夜はずっと助かる。
シルクは肌当たりはよかったけれど、続かなかった
肌に触れた感じがいちばんよかったのはシルクだった。
さらっとしていて、寝返りのときの引っかかりもない。
ただ、わたしは洗濯で挫折した。
汗をかいた日に毎晩洗いたいのに、手洗いとネットと陰干しがついてくる。
夜中に着替えて洗濯物が増えていく時期に、その手間は最後まで馴染まなかった。
週末だけ着る特別枠、という置き方に落ち着いている。
わたしに合わなかったのは、この2つ
合わなかったものも書いておく。
ひとつは、化学繊維だけでできたつるつるの生地。
見た目は涼しそうなのに、汗をかいた瞬間から肌に貼りつく感じが強くて、夜中の目覚めが増えた。
もうひとつは、部屋着として売られている厚手のカットソー。
そのまま寝ると、朝には襟ぐりまで湿っていた。
素材の名前で決めるより、汗をかいた翌朝にどうなっていたかで判断したほうが、わたしには当たりが多かった。
生地の次に効いたのは、形と枚数のほうだった

かぶるタイプから前開きに替えた
形でいちばん変わったのは、前開きのボタンタイプにしたこと。
かぶるタイプだと、汗で湿った布が顔を通るときに髪も顔もこすれる。
そこでまた体が熱くなるのが、地味にこたえた。
前を開けてすとんと落とすだけなら、腕を上げなくていい。
暗い部屋で、音も立たない。
襟は詰まっていないものにした。
首まわりが開いていると、こもった熱が逃げてくれる感じがある。
ウエストは、ゴムのゆるいものだけ残した
下は、ウエストがきついものを全部よけた。
お腹まわりを締めつけられていると、汗ばんだときに気持ち悪さが増す。
紐でゆるめに結べるタイプか、ゴムの弱いもの。
丈は、寝返りでまくれ上がらない長さのほうが落ち着いた。
暑い日はハーフパンツにして、明け方に冷えてきたら薄いタオルケットで調節している。
締めつけを減らすと、汗の量は変わらなくても、汗をかいたときの不快さが軽くなった。
洗い替えを3枚にしたら、気持ちが軽くなった
最後は枚数の話。
わたしは薄手の綿を3枚まわしている。
2枚だと、夜中に着替えた翌日は乾く前にもう1枚が要る。
3枚あると、湿ったまま着る日がなくなった。
洗濯物が増えるのは面倒でも、「今夜また濡れたらどうしよう」と思わずに布団に入れるほうが、わたしには大事だった。
夜中に汗で目が覚めるところは、
寝汗でぐっしょり起きた朝の話にもう少し詳しく書いてある。
それでも、パジャマだけでは足りない夜がある

寝る前に、体温を下げるほうを先にやる
パジャマを整えても、寝る直前に体が熱いままだと結局汗をかく。
だから、お風呂は寝る1時間前までに済ませて、上がったあとは扇風機の風で首の後ろを冷ましている。
熱い湯に長くつかった日は、決まって夜中に起きた。
夏はぬるめのシャワーで切り上げる日をつくったほうが、わたしには合っていた。
寝室のエアコンは、切らずに朝までつけたままにしている。
パジャマは受け止める側の工夫で、体温を下げるのは出る量そのものを減らす工夫だった。
両方そろって、やっと夜が静かになった。
布を替えても眠れないときは、中身のほうを見た
それでも眠れない時期は、パジャマの話ではどうにもならなかった。
わたしの場合は、婦人科に相談したのと、寝る前の飲み物やサプリを見直したのが転機だった。
寝る前のカフェインをやめて、常温の水を少しだけ口に含む。
それから、眠りに関わるサプリをいくつか試した。
わたしが試して残ったものは、睡眠サプリを効いた順に並べた記事にまとめてある。
合う合わないは本当に人それぞれだから、当てはまりそうなものだけ拾ってみてほしい。
SLEEP SUPPLEMENT
パジャマを替えても、夜中に起きてしまう人へ
アラプラス深い眠りは、5-アミノレブリン酸リン酸塩を含む機能性表示食品(届出番号F891)。
睡眠の質(眠りの深さ)の向上をサポート。
まず1ヶ月、続けやすいところから試してみてね。





よくある質問
パジャマは何枚くらい持っているの?
夏は薄手の綿を3枚、まわしている。
2枚だと乾く前にもう1枚が必要になって、湿ったまま着る日が出てきてしまった。
3枚あるだけで、夜中に着替えることへの気の重さがずいぶん減った。
吸汗速乾のスポーツ用ウェアで寝るのはどう?
試したことはある。
乾きは早かったけれど、わたしにはつるっとした肌ざわりが落ち着かなくて、寝返りのたびに気になった。
汗をかいた直後の張りつく感じが苦手な人は、まず薄手の綿から試すほうが無難だと思う。
上下そろいじゃないとだめ?
そろっていなくても平気だった。
わたしは上だけ前開きのパジャマにして、下はゆるいハーフパンツという組み合わせが多い。
大事なのは見た目より、前が開くことと締めつけがないことだった。
洗濯はどうしてる?
汗をかいた日は、朝に洗濯機へ直行させている。
湿ったままかごに置いておくと、においが残りやすかったから。
薄手の綿にしてからは部屋干しでも半日で乾くので、その点でも続けやすい。
まとめ:まず、薄手の綿を1枚
寝汗そのものは、わたしの気合いでは止められなかった。
そこは、もう手放した。
でも、汗をかいたあとに何を着ているかは選べる。
薄手の綿にして、前開きにして、洗い替えを1枚増やす。
たったそれだけのことで、夜中に起きたあと寝直せる日が増えた。
朝、背中が乾いた状態で目が覚めた日は、その一日の機嫌がまるで違う。
今夜からできるのは、たぶんいちばん手前にある工夫だと思う。
この夏もいつか終わるし、この波もいつか静かになる。
そのときまで、着るものくらいは自分に優しくしておきたい。

