朝晩が涼しくなってきて、そろそろ薄手のものをしまおうとクローゼットを開けたの。
そこで手が止まった。
去年も、その前も、同じ場所にかかったまま袖を通していない服が何着もあったんだよね。
波がひどかった時期は仕事を休ませてもらっていて、そのころは服のことなんて考える余裕もなかった。
いまは落ち着いて働けているぶん、こういう溜まりものが目に入るようになった。
あのしんどさの中にいる人には、片づけどころじゃない気持ちも思い出話じゃなくわかるつもりでいる。
今日は、衣替えのタイミングで手放すものを決めたわたしが、ブランド品の宅配買取という仕組みを調べてみた記録を書いておくね。

衣替えのたびに、同じ服を持ち上げて戻していた
3年着ていない服が、そのままの場所にあった
先に書いておくと、わたしの場合、着ていない期間が3年を超えたものはもう出番が来なかった。
夏物をしまうときに、去年もこの服を持ち上げて、そのまま戻したなと思い出したの。
ハンガーごと持ち上げて、体に当てて、鏡を見て、戻す。
その3秒だけを毎年くり返していた。
数えてみたら、そういう服が上下あわせて11着あった。
捨てられないのは、値段を覚えているから
なぜ手放せないのかを考えたら、答えははっきりしていた。
買ったときの値段を、いまだに覚えているからなの。
セールで安く買ったものは、驚くほどあっさり手放せた。
迷って迷って買ったバッグや、記念に買った時計のほうが、置き場所を占領したまま残っていた。
高かったものほど、ゴミ袋に入れる決心がつかなかった。
そう気づいてから、捨てるか着るかの二択で考えるのをやめたんだよね。
手放し方には、思っていたより道があった
わたしが紙に書き出した4つの方法
手放し方を4つ書き出して比べてみたら、頭の中がだいぶ整理できた。
1つ目は、そのまま処分する方法。
2つ目は、リサイクルショップに持ち込む方法。
3つ目は、フリマアプリで自分で売る方法。
4つ目が、宅配買取に送る方法だった。
決め手になったのは、時間と手間だった
比べてみて、わたしが重く見たのは金額より手間のほうだった。
フリマアプリは高く売れる可能性があるけれど、写真を撮って、説明を書いて、値下げ交渉に返事をして、梱包して送る。
この一連を11着ぶんやると思ったら、途中で止まる自分の姿が浮かんだの。
店頭に持ち込む方法は、バッグや時計を抱えて電車に乗る時点で気が重かった。
残ったのが、家から出ずに済む宅配買取だった。

宅配買取って、どういう仕組みなのか調べた
箱を送って、査定の連絡を待つだけだった
調べてわかったのは、宅配買取は思っていたより単純な仕組みだということ。
サービスに申し込むと集荷が来て、品物を詰めた箱を渡す。
届いた品物をお店の人が見て、いくらになるかの連絡が来る。
その金額でいいと答えたら、指定した口座にお金が振り込まれる。
店に行かなくていいし、対面で値段を言われて断りにくくなる場面もない。
そこがわたしには合っていると思った。

先に確かめておこうと決めた3つ
気軽そうに見えるけれど、送ってしまってからでは戻せないことがあるとも思った。
だから申し込む前に確かめる項目を3つ決めたの。
1つ目は、査定料と送料と振込手数料がかかるのかどうか。
2つ目は、金額に納得できず断ったときの返送料は誰が払うのか。
3つ目は、身分証明書として何を出す必要があるのか。
とくに2つ目は、金額に納得できなかったときの逃げ道になるから、いちばん先に見ることにしたよ。
リクロという宅配買取を調べてわかったこと
公式サイトに書いてあった中身
候補として調べたのが、ブランド品の宅配買取サービス専門店のリクロだった。
運営しているのは株式会社K-ブランドオフで、公式サイトには創業10年、利用者数はおよそ32万人、累計の査定数は86万点という記載があったの。
扱っているのはバッグ、衣料、アクセサリー、時計、ジュエリー、金やプラチナ、財布や小物で、対応ブランドは1,000種類以上と案内されていた。
査定料・送料・振込手数料はいずれも無料と書かれていた。
申し込みから集荷、査定、入金までを家の中で終えられて、買取が成立したときに現住所が書かれた身分証明書を出す流れだった。
世界50か国以上に販路があるとも書かれていて、日本の店頭では値がつきにくいものにも道があるという説明だったよ。
気になった点も書いておくね
良さそうだと思ったのは、家から一歩も出ずに終わることと、費用の項目が無料とはっきり書かれていることだった。
気になった点も書いておくね。
まず、ブランド品の専門店だから、ノーブランドの普段着はそもそも対象になりにくい。
わたしが手放したかった11着のうち、半分はここに出しても意味がなさそうだった。
それから、金額を決めるのは自分ではなくお店の人だということ。
フリマアプリのように自分で値をつけたい人には、物足りなさが残ると思う。
そして、断ったときの返送料については見つけやすい場所に書かれていなかったから、申し込む前に確かめておきたいところだよ。
わたしが決めた、送る前の下ごしらえ
送ると決めてから、先にやっておくことを3つ決めた。
1つ目は、箱に入れる前に全部の写真を撮っておくこと。
どれを送ったかを自分で覚えていられないと、あとで金額の内訳を見ても照らし合わせられないからなの。
2つ目は、付属品を探すこと。
保存袋や箱、ギャランティカードがあるかどうかで見え方が変わると案内されていたから、引き出しの奥まで見た。
3つ目は、いくらなら手放すという線を、自分の中で先に引いておくこと。
先に決めておかないと、提示された金額を見た瞬間に気持ちが揺れて、その場で決めてしまいそうだったから。
よくある質問
着なくなった服は、何年で手放すと決めた?
わたしの場合は3年。
2年だとまだ迷いが残って、結局また戻してしまったの。
3年着ていないものは、この先も出番が来ないと割り切ることにしたよ。
宅配買取に出すのは、こわくなかった?
最初は不安だった。
だから初回は、いちばん高いものは入れずに、手放してもいいと思えるものだけで1箱作ったの。
やり取りの感じを見てから、次を考えることにしたよ。
店頭に持ち込むのと、どっちがいいの?
どちらがいいかは、その日の体調で変わると思う。
だるさが強い日に荷物を抱えて出かけるのはしんどいから、家から出なくていい方法があるのは助かるよ。
すぐ現金がほしいときは店頭のほうが早い、という違いもあった。
売れなかったものはどうしてる?
対象にならなかった服は、自治体の回収に出す日を決めて、その日まで紙袋にまとめて置いてる。
クローゼットに戻すと、また来年も同じことをくり返すからなの。
家族のものも、まとめて出していい?
うちは、夫のものは本人に確認してから出すようにしてる。
着ていないように見えても、置いておきたい理由がある場合があったから。
勝手に減らすと、あとで気まずくなるんだよね。
まとめ:衣替えは、持ちものを見直す合図
朝晩が涼しくなってきたこの時期は、クローゼットを開ける回数が増える。
そのたびに同じ服を持ち上げて戻していたわたしにとって、手放し方を調べたことは片づけ以上の意味があった。
買ったときの値段を覚えているせいで捨てられないのなら、値段をつけてもらってから手放せばいい。
そう考えられるようになっただけで、クローゼットの前に立つ気持ちがずいぶん軽くなったよ。
宅配買取を使うにしても、申し込む前に費用と返送の条件と身分証のことは確かめておいてね。





