夜中の2時に、首の後ろが急に熱くなって目が覚める。
パジャマの背中がもう湿ってる。
エアコンはついてる。
ついてるのに、暑い。
これが始まった最初の頃は、エアコンの故障だと思ってた。
夜中に夫を起こして「ねえ、エアコン壊れてない?」って聞いたこともある。
壊れてたのは、わたしの体温調節のほうだった。
更年期の症状って、ずっと同じ調子で悪いわけじゃなくて、波があるの。
ひどくなったり、ふっと落ち着いたり。
わたしはひどい波のときに仕事を2回休んだ。
いまは落ち着いてきたから、復職して働けてる。
ただ、いまでも怖い。
またあの波が来たらどうしよう、って思ってる。
朝から体調が変な日は、来た?って身構えてる。
だから、いま夜中の暑さで眠れていない人の気持ちは、思い出話じゃなくて、地続きでわかる。
今日は、わたしがどうしのいできたかを書いておく。
効いたものも、お金だけ飛んでいったものも。
布団の中の暑さで眠りが途切れる夜が続くなら、睡眠の質を支えるサプリも選択肢のひとつ。わたしが試して良かったものはこっちにまとめてあるよ。

暑いだけじゃなかった

最初は「夏だから暑いんでしょ」と思ってた。
でも違った。
夫は隣で、すやすや寝てる。
同じ部屋、同じ温度で。
わたしだけ胸のあたりから熱が上がってきて、じっとり汗をかいて目が覚める。
首から鎖骨にかけて汗がじわっと広がって、パジャマの襟が貼りつく。
朝、枕に頭の形の湿りが残ってたときは、さすがに落ち込んだ。
これは気温じゃなくて、体の中から来る熱。
婦人科の先生には「体温調節がうまく働きにくい時期なんですよ」と言われた。
体温調節のバグと、真夏の熱帯夜。
二段構えだから、そりゃ眠れない。
しかも一回起きて終わりじゃない。
暑くてタオルケットを蹴る。
かいた汗が冷房で冷えて、今度は寒い。
かぶる。
また熱くなる。
これを2時から4時まで繰り返す。
翌朝は当然、頭が働かない。
会議中、「さっきの件ですが」のさっきの件が思い出せない。
そういう日が週3であった時期がある。
あの頃は、夏が近づくだけで少し憂うつだった。
ただ、これは怖い病気の話じゃなくて、恥ずかしくて寝不足にはなるけど、時期がくれば終わっていく話。
だから深刻になりすぎないでほしい。
わたしの夜がマシになった順

1位:エアコン嫌いだったのに、エアコンに転向した
いちばん効いたのは、寝る前に部屋を冷やしておいて、ごく弱め運転+扇風機で朝までつけておくこと。
もともとエアコンが大の苦手だった。
つけたまま寝るなんて無理、体がだるくなる、と何十年もやってきた。
でも更年期に入って、そんなこと言ってられなくなった。
体の中にストーブを飼ってるようなものだから。
いまは寝る前に部屋をしっかり冷やしておいて、寝るときはごく弱めに切り替えて、扇風機と併用してる。
風は体に直接当てない向きにする。
「寝る前に部屋を冷やしておく+ごく弱め運転+扇風機」にしてから、夜中に起きる回数が目に見えて減った。
エアコン嫌い歴うん十年のわたしが続けてるんだから、相当だと思う。
電気代は、たしかに上がった。
でも眠れないまま朝を迎えて、次の日の仕事がぼろぼろになるよりずっといい。
いまは「睡眠は明日の自分への投資」ということにして、罪悪感を手放した。
2位:保冷剤を「首」に当てる
夜中の急な熱には、首の後ろを冷やすのがいちばん早かった。
部屋を整えても、体の中の熱は急に来ることがある。
そのときのための、枕元の備え。
ケーキ屋さんでもらう小さい保冷剤で十分。
100均の保冷剤をタオルに巻いて、枕の上半分に置いておく。
夜中に熱くなっても、首を乗せ直すと引くのが早い。
夏場は2個を冷凍庫でローテーションしてる。
最初は額に乗せてたけど、意味がなかった。
熱の元は、そこじゃなかった。
3位:パジャマを綿100%の長袖にする
汗をかいたあとの「冷えて寒い」は、綿100%の長袖パジャマでほぼ消えた。
真夏に長袖?と思うかもしれないけど。
半袖で寝ると、かいた汗が冷房で冷えて、今度は寒くて起きる。
綿の長袖が汗を吸ってくれると、あの寒いターンが来ない。
気づくのに2年かかった。
真夏の売り場で長袖パジャマを買う人になるとは思ってなかったけど、いまは色違いで3枚持ってる。
洗い替えが回らないと、あの汗の量には勝てない。
効かなかったもの
冷感スプレーは、わたしには効かなかった。
「ひんやりする」がうたい文句の、少し高めのやつ。
数本買ったけど、わたしには合わなかった。
体の中から来る熱に、外からのスプレーは追いつかなかった。
数千円×数本。
授業料ということにしてる。
それでも眠れない夜が続いたら
汗で起きる夜が続くと、削られるのは体力より先に、心のほうだった。
明日も仕事なのに、と焦る。
焦ると余計に眠れない。
わたしはこの悪循環がいちばんひどい波のとき、仕事を休むところまでいった。
「たかが寝汗で」と、当時のわたしなら思ったはず。
でも、たかが寝汗が毎晩続くと、静かに削られていく。
だから眠りだけは、早めに手を打ってほしいと思ってる。
眠れない夜に自分を責めるのも、やめた。
眠れないのはわたしの気合いの問題じゃなくて、時期の問題だから。
そのうえで、頼れるものには頼ることにした。
わたしはいま、2年前から毎週、婦人科でプラセンタ注射を受けてる。
更年期のいろんな症状に使われている治療で、意外と知られてないけど、更年期の症状があると医師に認められれば保険適用で受けられる。
わたしの場合、自己負担は1回500〜600円くらい。
これで眠りの質がすっかり変わって、いまではお守りみたいな存在になってる。
効果には個人差があるし、保険適用にも条件があるから、気になる人はかかりつけの婦人科で聞いてみてほしい。
注射はハードルが高いという人は、睡眠サプリから試すのも一つの手だと思う。
わたしが試してきたサプリは、効いた順にこっちの記事にまとめてある。




よくある質問
夜中に目が覚めたら、何をしていた?
枕の上の保冷剤に、首を乗せ直す。
スマホは見ない。
「来たら冷やすだけ」と決めておくと、わりとすぐ寝直せるようになった。
寝具で変えたことはある?
汗を吸う綿のパジャマと、洗い替えの枕カバーを多めに用意した。
バスタオルを枕の上に敷いて、夜中に湿ったら1枚めくる、という手も使ってた。
ぐっしょりの朝も「洗えばいい」と思えるだけで、気が楽になる。
食べ物は何か気をつけていた?
ほてりの一因と言われるものは避けてた。
汗をかくのは、とにかく恥ずかしいから。
大好きなコーヒーは、朝の1杯だけにした。
刺激物やカフェインは夕方以降は控える、そのくらいのゆるさで続けてる。
完璧にやろうとすると、それ自体がストレスになるから。
病院には行った?
波がひどい時期に、婦人科へ行った。
行くまでは「こんなことで病院?」と何ヶ月もためらってた。
でも「体温調節がうまく働きにくい時期」と名前がついただけで、少し怖くなくなった。
つらい波が長引いているなら、我慢せずに相談してみてほしい。
まとめ:今夜は、寝る前に部屋を冷やしておく
体は、前みたいには信用できなくなった。
それは認める。
でも、対処のカードは増やせる。
カードが1枚増えるたびに、夜が少しずつ怖くなくなる。
今夜はまず、寝る前にエアコンで部屋を冷やしておく。
それから、タオルに巻いた保冷剤を枕元にひとつ。
準備はこれだけ。
5分もかからない。
熱くなったら、首から冷やす。
みんな通ってる道だから、「汗くらい」と笑える日は、ちゃんと来ると思う。

